成川守彦
昨年12月には日本経済を覆う厚い雲に切れ間が見え、平成20年のリーマン・ショックから2年余、やっと世界経済は回復基調になり、日本経済の外需頼みは続きますが、明るさが見えてきたところでした。
そこに、突然、平成23年3月11日に発生した東日本大震災で、広範囲に及ぶ多くの家屋の倒壊・流出と共に、多数の死亡者と負傷者、行方不明者が出ました。地震と津波の怖さを改めて感じました。更に、原子力発電所の事故により、放射能流出が起こり国民に大きな不安を与えました。お亡くなりになられた方、被災された方に衷心よりお悔やみと哀悼の意を捧げます。
和歌山県においても、近い内に南海・東南海地震の発生が予想される中、対岸の火事と思えない地震でした。特に、和歌山県では災害医療対策を再度見直さねばならない教訓となりました。
この東日本大震災という国難の時期に、和歌山県病院協会創立60周年記念式典の開催は不適切と判断し延期と致しました。
和歌山県病院協会では、平成22年度の事業は順調に実施されました。ご支援ご協力を頂いた会員皆様並びに顧問、副会長、理事、監事、参与、幹事の皆様に感謝申し上げます。
1) 平成22年度の総会は2回開催された。
第65回通常総会 平成22年 5月15日(土)白浜町「コガノイベイホテル」
特別講演 「日本の医療の将来と地域医療」
講師 社団法人日本病院会 前会長 山本修三氏
第66回通常総会 平成23年 3月19日(土) 和歌山市「ホテルアバローム紀の国」
特別講演 「病院医療の再生に向けて」
講師 社団法人日本病院会 会長 堺 常雄 氏
2) 第13回病院大会、第15回学術大会
11月14日の第13回病院大会、第15回学術大会は、1200名余の参加者のもと、大成功に終えることが
できました。学術大会は、「これからのチーム医療」をテーマの下に開催され、シンポジウムでは、
基調講演は厚生労働省の「チーム医療推進会議」のメンバーである日本看護協会副会長“坂本すが”
東京医療保健大学教授に、シンポジストはコ・メディカル団体の代表者にお願いしました。特別講演は、
相田みつを美術館 館長 相田一人氏から「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」という講演を
いただきました。
3) 公益社団法人化
平成23年3月19日の第66回通常総会において、24年度から公益社団法人に移行することが決定しま
した。
3) 補助金
国、県から病院への援助は、医療崩壊を立て直すべく、「地域医療再生基金」などを通じて増えてい
ます。和歌山県では県当局のご理解で、民間病院への補助金は下記の事業において支援されました。
@新型インフルエンザ患者入院受入医療機関設備整備補助事業
A医療施設耐震化緊急整備費補助事業
B救急告示病院等補助事業
C分娩等の医療機関等機能強化事業
4) 表彰関係では、下記の方が受賞された。誠におめでとうございました。
・保健衛生・医事功労知事感謝状
日本赤十字社和歌山医療センター 薬剤部長 幡井博子氏
・救急医療功労者知事表彰
団体 日本赤十字社和歌山医療センター
個人 南和歌山医療センター 救命救急科医長 川ア貞男氏
・和歌山県医学研究奨励賞
南和歌山医療センター 小児科医長 土生川千珠氏
・県ナース章
国保日高総合病院 酒本一二美氏
和歌山県立こころの医療センター 中林正良氏
日本赤十字社和歌山医療センター 宮本かすみ氏
紀南こころの医療センター 田畑博子氏
国保野上厚生総合病院 山下美幸氏
医療法人恵友会 恵友病院 富田洋恵氏
和歌山労災病院 山本敦子氏
5) 消費税
兵庫県民間病院協会が「保険診療に係る消費税非課税制度の是正を求める」訴訟に踏み切りま
した。その支援には55会員病院の皆様から多額のご寄付を頂きました。
6) 県知事選挙
和歌山県病院協会が推薦した県知事選挙は、11月28日投票の結果、仁坂知事が大差で勝利しま
した。和歌山県病院協会知事選挙対策本部関係者並びに会員病院の皆様に、ご支援の御礼を申し
上げます。
その他、平成21年度同様、地区別病院協議会、新入職員研修会、県医師会と病院協会との懇談会、
和歌山医大理事会と正副会長との懇談会、報道関係者の木潮会との懇談会、知事とコ・メディカル団体
幹部との懇談会などを開催しました。